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<<自分のクラスでバトロワする妄想した奴ちょっとこいホーム自分のクラスでバトロワする妄想した奴ちょっとこい【3】>>

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自分のクラスでバトロワする妄想した奴ちょっとこい【2】このエントリーを含むはてなブックマークこのエントリーへのつぶやき

自分のクラスでバトロワする妄想した奴ちょっとこい【1】 の続き↓

※この記事に登場する人物・事件などはすべて架空のものです。また、暴力シーン、銃撃シーン、流血シーン、その他グロテスクな表現が多数含まれています。

そして、管理人の方で所々修正を加えた箇所も多数あ(ry

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154 名前: 平核無 2007/01/07(日) 17:44:25.04 ID:s936oG6t0

<恐怖>
 
「アトヤマ、インストール終わったぞ。PSP返す」
 タチヒトの声で俺は我に返った。
 怖い。怖すぎる。あんな奴だったっけヒトエって?
 ……ものすごい銃声がした。何かが飛び散る音。
 その後、ヒトエが「悪いねーシブヤマちゃん」と呟いた。
 そこで俺は耐えられなくなってヘッドホンを外したんだ。
「どしたアトヤマ? 具合でも悪いか?」
 タチヒトが俺の顔を覗き込んでいる。
「いや……別に」
「さっきまでヒトエのマイクをonにしていたが、そのせいだろ」
 図星。
「別に驚きもしないだろ。最初からヒトエはあんな奴だったんだからな」
 まだ鼓動が収まらなかった。しばらく身動きがとれなかった。
 これが……殺し合い、か。オオタケはまだ生きてるだろうか。
 
 俺はPSPの画面を見る。もうそこにはタチヒトが操作しているPCと同じ画面が映っていた。
 ohtake 大丈夫だ。まだ死んでいない。ほっとした。
「おい、あと1時間でここ禁止エリアになるから移動するぞアトヤマ」
「うん、わかった」
 タチヒトの声に、俺は出来るだけ明るく対応する。
 大丈夫。タチヒトと居る限り、絶対俺は死なない。確実に生き残れる。
 心の中で少し笑うと、俺は出口へ向かった。
「アホ。さっきも言っただろアトヤマ」







155 名前: 平核無 2007/01/07(日) 17:44:57.10 ID:s936oG6t0

タチヒトの感情の篭っていない声。俺は振り向く。
「B階段は人がいる可能性が極めて高い。C階段なら人のいる確率は20%弱。C階段側の出口から出るぞ」
「わ、悪い」 
 さっきから俺、タチヒトに圧倒されまくってるな。
 少し恥ずかしい思いがこみ上げて来た。違う出口に向かっているタチヒトを小走りで追いかけた。
「あ、それとさ」 
 タチヒトが前を向いたまま呟くように言う。
「さっきユウネナホコに殺されたよ」
 一瞬、ほんの一瞬だが目の前が真っ暗になった気がした。
 急いでPSPを確認する。
 
 yune dead AM 10:47 by nahoko
  
 ohtake と書かれた上にそう表示されていた。
 

 【24人】






156 名前: 平核無 2007/01/07(日) 17:45:37.12 ID:s936oG6t0

<実感>
 何故だろう。何故何も感じないのだろう。
 人を、殺したのに、何故私は平然としていられるのだろう。
 私はユウネの死体に突き刺さった鎌を抜く。血が溢れ、私の制服にもべったりとこびりつく。
 ……おかしい。私はおかしいのか。
 自分が怖いほど冷静だ。
 今までの出来事を思い返してみる。
 体育館の横の女子更衣室からすぐ前の水飲み場に行った。
 ペットボトルの水が切れ、とても喉が渇いたのだ。
 敵が居るかもしれないとかそんなことは考えてなかった。 
 むしろ、この水飲み場は死角だ。目立たない。
 私は堂々と更衣室から出て、水飲み場で水を飲んだ。 
 まずかった。一日だしていない水は、鉄のような味がする。
 それでも喉が渇いていたので、たくさん飲んだ。
 飲み終わり、私は鏡で自分の顔を見る。
 いつもの私。ナホコだ。
 ……コイケは今何してるだろう? まだ生きてるかな。
 朝の放送ではコイケの名前は読まれなかった。
「まだ生きてるよ。キヨミと合流して、なんとかやってるよ」
 私は鏡の自分に言い聞かせる。
 そしてものすごく驚いた。

鏡に、男が映っていた。






157 名前: 平核無 2007/01/07(日) 17:46:07.97 ID:s936oG6t0

 背後に、ユウネが居たのだ。
 そこから記憶が曖昧になる。格闘したような、しないような。
 何故かその時武器である鎌を持ってたので、ユウネの体のどっかに突き刺したら倒れた、と思ったんだけどな。
 ユウネが首を絞めてきたような気もする。だが定かではない。
 曖昧だ。
 本当に私が殺したのは、ユウネなのか。
 私はもう一度死体を確認する。
 女っぽい顔つき。まぁまぁのルックス。ユウネだ。間違いない。
 死体の匂いがだんだんきつくなってきた。
 とにかく、こんな水飲み場の狭い空間で殺しあったなど信じられない。
 血が上履きを赤く染めている。赤いというより、黒い。
 理科で二酸化炭素が一杯の血液は黒くなると教わった。
 死体というのは、気持ち悪い。ここに居ると欝になってくる。
 私は移動することにした。
 ……コイケでも、探そうかな。






991 名前: おおかみ♀ 2007/01/08(月) 17:17:10.85 ID:qcnJuHNf0



もうナホコになら殺されてもいい。






158 名前: 平核無 2007/01/07(日) 17:46:51.27 ID:s936oG6t0


<状況>

 よく考えろ、僕。
 一番の危険人物は誰だ、よく考えろ。
 そいつの位置を把握しておく必要がある。
「コーク、さっきから2時間くらい地図見てるけどさ、何か面白いことでもあんの」
 ……ったく、何て気楽な奴なんだ。口からため息が漏れる。
「全員の位置をだいたい把握しようとしてるんだよ」
「へー。コークえらいね」
「いや、えらいとかそういう問題じゃなくて」
 5組に来てからずっと誰がどこにいるかを大会規約の裏に書き殴っていた。
 だが2時間もすると場所が変わってくる奴もいるし、死んだ奴も2、3人居た。
 シブタニやチョクジ、ユウネはともかく、トンマが死んだのは少し驚いた。
 あいつは確か空手を習っているし、チョクジを殺したのも琢磨だ。
 何か協力な武器を持っているのかも知れない。
 だが、それ以上に驚いたのがトンマを殺したのがチャーキだったという点だ。
 一体どんな武器を持っているのだろう?
 僕はユウネの文字の横にバツ印をつけた。
「へー、コークよくそんな面倒臭いことするねー」
「いや、お前とは脳の構造が違うから」
「そりゃそうでしょ。脳の構造が同じ人なんていないから」
 表情を変えずにタナカは言った。
 タナカは感情をあまり表情に出さない。
 特に怒りの感情。たまにあいつが何を思っているのかわからなくなる時がある。
 とにかく、普通の女子とは少し違うのだ。タナカは。






159 名前: 平核無 2007/01/07(日) 17:47:16.69 ID:s936oG6t0

「お、すごいすごい。こんなによくまとめたねー」
「たった今完成したとこだよ」

 カドマツ:説明の時死亡
 ユウネ:男子更衣室→女子水のみ場→死亡
 オオタケ:1年3組
 チョクジ:美術室→死亡
 フジチカ:2階給食室  
 ユアサ:6組→死亡
 ハシダ:栄光の間
 
「栄光の間って、あのトロフィーがあるところだよね」
 タナカは紙を見ながら僕に問いかける。
「たぶんね」
「いいな、私もそこで目覚めたかったな」
「確かにあの寒い部室よりは良いかもしれないね」
 タナカは少しだけ笑う。
「それと、チョクジとフジチカが逆だよ」
「……あ、間違えた……」






160 名前: 平核無 2007/01/07(日) 17:47:33.99 ID:s936oG6t0

 タチヒト:コンピュータ室→第二美術室 
 ヨシダ:左の理科室→手前の相談室
 アトヤマ:コンピュータ室→第二美術室
 マタマ:  

「ねぇ」
「また出席番号間違ってた?」
「いや、そうじゃなくて」
 紙から俺の方へ視線を移動させた。
「マタマのところ空欄なんだけど」
「え?」
 忘れてた。確かマタマは見当たらなくて保留にしておいたんだった。
 死んでないし。死んでたとしても下の分数と数が合わないし。
 あとでもう一回探してみるか。
「マタマね、保留にしといたんだ。見当たらないから」
 タナカはもうすでに紙の方に視線を映していた。






161 名前: 平核無 2007/01/07(日) 17:47:58.36 ID:s936oG6t0

マミ:左の理科室→手前の相談室

「マミはヨシダと行動してるわけか」
「うん。何でだろーね。あの二人が一緒に行動なんて、少し不思議」
「いやそうでもないよ。マミとヨシダって案外仲いいじゃん」
 ……そういわれてみればそうかも知れないな。
 マミとヨシダが喧嘩しているのはあまり見たことが無い。
 
 リョウタ:死亡。場所不明
 トンマ:美術準備室→2年4組→死亡
 カキミ:美術室→視聴覚室
 ウエモリ:1年4組
 タナカ:5組

「コーク、私のことまで書いてるんですか」
「……いちいちいいだろそんなこと」
「へへへへ」
 なんか照れくさいような顔をしている。
 よくわからない。






162 名前: 平核無 2007/01/07(日) 17:48:20.78 ID:s936oG6t0

チャーキ:2年4組→2階廊下(保健室前)
 
「え? チャーキ廊下に居るんだ!」
「廊下って言っても保健室と放送室前のへこみだよ」
「でも危ないよ。昨晩放送室で……」
 タナカはそこで言葉を切った。そしてまた紙を見た。
 少しだけ心が痛くなった。

 タバタ:2年2組
 ヒトエ:保健室
 カチ:2年2組
 ミキサ:金工室
 カユ:放送室→死亡
 シブヤマ:保健室→死亡
 ケスミ:印刷室

「ねェ、コーク」
「……お前は黙って読めないのかよ」
「印刷室ってどこ?」
「あの相談室が2部屋ならんだ一番奥にある部屋だよ」
 タナカは曖昧な相槌を打つ。





164 名前: 平核無 2007/01/07(日) 17:49:25.59 ID:s936oG6t0

 
 キヨミ:職員室
 キグチ:音楽室
 マツバラ:2年2組
 ツボヤマ:死亡。場所不明
 アミカ:死亡。場所不明
 ロクコ:2年2組
 ナホコ:女子更衣室→音楽室前廊下→木工室
 コイケ:教官室
 アキコ:死亡。場所不明
 
「私の友達が二人も死んでるよ」
 タナカの感情が篭っていない声。 

 正午12時のサイレンが鳴り響く。
 同時に、放送が入った。





165 名前: 平核無 2007/01/07(日) 17:49:49.18 ID:s936oG6t0

<微笑>
 
「あと5分で3階が禁止エリアになるぞ」
 放送。先生の声。そっか、もう12時か。
 横ではロクコちゃんが足を伸ばして座っている。
「マツバラちゃん」
 私は横を向く。
「あたし、良いこと考えたよ」
 何だろう。何をする気だろう。
「こいつら、3階に捨ててこよう」
 
 前ではカチとタバタが気絶している。
 5分前くらいに私がスタンガンで気絶させた。
 かなり危険な任務だった。2年2組にこっそり侵入。気付かれないように忍び寄り、スタンガンで気絶させた。
 ロクコちゃんの持っているサーベルは、殺傷能力こそ高いものの外れれば相手に反撃される恐れがある。
 その点スタンガンは一発で相手を気絶させられるという利点があった。
 それにしてもロクコちゃんは恐ろしい。





168 名前: えのきだけ 2007/01/07(日) 18:06:07.34 ID:aNo/rtD1O

読んじゃう






169 名前: みょうが 2007/01/07(日) 18:11:16.96 ID:R6cEdjsQO

痛さMAX
面白さMAXだな






170 名前: ハウスすいか 2007/01/07(日) 18:19:43.40 ID:YzSusKrG0

つづきキボンヌゥ






171 名前: 鮑 2007/01/07(日) 18:27:38.60 ID:R6cEdjsQO

期待age






172 名前: 生しいたけ 2007/01/07(日) 18:29:24.00 ID:cQaNH1e40

規制か…?






173 名前: みょうが 2007/01/07(日) 18:35:11.66 ID:R6cEdjsQO

山田にしとけば規制にはかからなかったかな…






174 名前: 生しいたけ 2007/01/07(日) 18:36:26.95 ID:cQaNH1e40

>>173
そっちかよwww








180 名前: 次郎 2007/01/07(日) 19:31:07.21 ID:RnMHEdphP

 >>1はバーボン規制中です。しばらくお待ち下さい





186 名前: 蜜屋 2007/01/07(日) 19:55:07.03 ID:s936oG6t0

先ほどからどうやってこいつらを殺そうかと涼しい表情で考えている。
 ちなみにカチとタナサを殺すのを提案したのもロクコちゃんだ。
 ついていけない。この人には。

「そこのテレビ置く台に二人を載せるよ」
 ロクコちゃんは教室の前方を指差す。
 何故かそこには保険や理科の授業の時たまに使うテレビとその台車があった。
「うわ、こいつ重いなぁ。マツバラちゃんそっち持って」
 私はカチのほうへ歩み寄る。……いきなり起きたりしないだろうか? 
「念のためにもう一回スタンガンやっといてよ」
 まるで私の心を読んだかのようだ。私はそれに従う。
 もし従わなかったならば、何をされたものかわかったものじゃない。
 殺される。サーベルで、切り殺される。そして捨てられるだろう。
「いや、やっぱり良いや。マツバラちゃんストップ」






187 名前: 1 2007/01/07(日) 19:55:38.44 ID:s936oG6t0

 私の視界に、銀の塊が顔を現す。背中に毛虫が這っているような寒気がする。
「もう時間が無いから、私が殺しちゃうね」
 ロクコちゃんは微笑む。満面の笑み。
 微笑みながらサーベルを勢い良く振り下ろした。
 見ていられなかった。後を向いた。
 バケツから水がこぼれたような音がした。
 足音が、私の後ろを通過した。おそらくタバタちゃんも殺すのだろう。
 少しの間が空き、やはり水が飛び散る音。酷い。酷い。酷すぎる。
 腐った肉のような匂いが鼻を突く。吐きそうになる。
「ねぇ、臭いから窓からこの死体なげるよ。マツバラちゃん手伝って」
 手伝わなければならない。
 スタンガンをポケットにしまい、恐る恐る後ろを向いた。
「うん。わかった」
 出来るだけ明るく返答した。
 ロクコちゃんは笑っていた。
 私も笑った。
 足元が、赤かった。
 人形のように、死体が2つ転がっていた。

 【22人】








188 名前: 1 2007/01/07(日) 19:56:21.90 ID:s936oG6t0

 
<変化>
「お、あと5分で3階が禁止エリアか」
 放送の後、ヨシダが呟いたので、俺は時計を見る。
 正午12時ちょっきり。あと5分で3階が禁止エリアになる。
 何気なく首輪を触った。冷たい鉄の感触。
「まさかこんな時に3階に居るお馬鹿さんは居ないよな、マミ」
「わかんねぇぞ、案外鈍い奴は3階で寝てたりするんだ」
 ヨシダは寂しげに笑った。彼はあまり気分が優れないようで、顔色が悪い。
 ま、俺もそんなに気分は良くない訳だが。
 気分が良いやつなんて、居るわけ無いよな。俺らは今殺し合いをしているのだから。
「マミ」
「ん?」
「俺、ちょっと便所行ってくる」
 ヨシダは相談室の座り心地の良い椅子から立ち上がる。
 怒られる部屋なのに座り心地が良い椅子を置く学校の意図はよくわからない。
 俺も今行っとくかな。一人で行くのも少し怖いし。
 何があるかわからないし。
「ヨシダ待って。俺も行く」
 俺はヨシダを呼び止めて、一緒に部屋から出た。






189 名前: 1 2007/01/07(日) 19:57:17.00 ID:s936oG6t0

 職員便所は、狭い。
 当たり前といえば当たり前だ。職員しか使わないのだから。
 だが助かった。相談室の隣にあって、3歩も歩けば到着する。
 俺とヨシダは無言で用を足した。便所のなかは少し冷えた。
「おいマミ、手洗わないのか」
 便所から出ようとすると、ヨシダが俺を呼び止めた。
「実はな、俺便所で手を洗う習慣が無いんだ」
「汚ねぇな。それだからモテないんだぞ」
「余計なお世話だ!」
 俺もヨシダも少しだけ笑った。
 気分が、ちょっとだけ和んだ。
 
 何気なく便所から出た。
 廊下はストーブが入っているらしく、暖かい。
 殺し合いの時にストーブをつけるなんて、学校側はサービスが良いな。
「マミ! 避けろ!」
 背後で叫び声が聞こえた。
 とっさに体を職員室側の壁に寄せる。そして後を振り向いた。






190 名前: 1 2007/01/07(日) 19:57:47.74 ID:s936oG6t0

A階段側に、女子……ケスミが立っていた。
 一瞬ジャージを着ているのかと思った。だがそれは血がついた制服。
 赤い手袋をはめているのかと思った。だがそれは血のついた手。
 赤い刀を持って、こっちを向いている。
「……ちっ! ヨシダ、余計なことを!」 
 いつもと声のトーンが違うケスミ。ヨシダは俺の背後から飛び出し、水鉄砲を構えた。
「なぁケスミ、お前、俺を殺そうとしてたわけじゃないんだろ?」
 全身から汗が吹き出てくる。足はガクガク震え、歩こうと思っても歩けない。
 金縛りにあったみたいだ。
「え? マミ、なに寝ぼけたこと言ってるの? 今私たち殺し合いしてるんだよ?」
 ケスミは静かに言い放つ。
「殺そうとしてたに決まってるじゃない」
「てめぇ、失せろや!」
 怒鳴ったヨシダの声が耳を刺した。水鉄砲の先から液体(ヨシダ曰く、塩酸と硫酸を混ぜたもの)が吹き出る。
「あはははは! そんなもので人が殺せるとでも思ってるの?」
 液体はヨシダの赤い制服に命中する。血が、みるみるうちに落ちていく。
「洗剤でも発射したの? 洗濯してくれてありがとう」
「今度は顔面を狙う」
 ヨシダの顔が完全に強張っている。それに対してケスミの顔は余裕だ。
 心なしか、ヨシダがケスミに気圧されている。そう感じる。






973 名前: イルカ♀ 2007/01/08(月) 17:06:19.99 ID:NzyXihDu0



うーん





191 名前: 1 2007/01/07(日) 19:58:15.96 ID:s936oG6t0

「その前に私がお前を殺すけどね」
 叫びもせず、怒鳴りもせず、静かにそう言ったが早いか、ケスミは状態を低くした。
「避けろ!」
 叫ぶことしか出来ない自分が恨めしい。だが怖くて足が動かない。
 ヨシダは完全にケスミの動きに翻弄されていた。素早くケスミがヨシダに近寄る。
「さよなら」
 刀を振り上げ、ケスミは呟いた。ヨシダが、死ぬ。
 何でお前はそんなに淡々と人を殺せるんだよ?
 畜生、足が動かない。周りの風景がスローモーションに。
 刀が、ゆっくりとヨシダの肩に振り下ろされる。
 
 銃声。 
 職員便所の、ガラスが割れた。







192 名前: 1 2007/01/07(日) 19:58:42.08 ID:s936oG6t0

 ガラスの破片が飛び散る。俺はとっさに手で顔をかばう。
「……痛っ!」
 高い声。ガラスの破片で、ヨシダの顔のところどころから血が出ていた。
 だが、その声はヨシダではなかった。ヨシダはポカンとした表情で前を見ていた。
 足元に、ケスミが肩を抑えてうずくまっている。
 血が、俺の上履きに流れてきていた。
 ケスミの表情は、見えない。だが相当痛がっているに違いない。
 呻き声が細切れに耳を突いた。
「マミ、けがとかしなかった?」
 また高い声。職員便所の方からだ。
 ガラスの割れた扉が開く。
 銃を持って姿を現したのは……こいつが。
 こいつが、ケスミを撃ったのか。
 
 マタマが立っていた。少しだけ怯えたような表情で。

「うわ……ケスミに当たっちゃったか」
 俺の足元でうずくまっているケスミを一瞥し、マタマは俺に近寄る。
「お互い生きててよかった、マミ」
 状況が、理解出来なかった。







193 名前: 1 2007/01/07(日) 19:59:14.41 ID:s936oG6t0

<献身>
    
 僕が目覚めたのは、あろうことかA階段手前の2階廊下だった。
 今までの展開、カドマツが殺されて殺し合いをするとかいうのは夢かと思った。だが違った。
 大会規約とかいう紙の入ったリュックがすぐそばに転がっていたから。
 
 直感で、こんなところに居たら殺されると思い、すぐそばの職員便所に駆け込んだ。 
 怖いので明かりをつけ、個室に逃げ込む。
 1時間くらい怯えて過ごしたが、幸いなことに誰もこない。なので僕は寝た。リュックを枕にして。
 次起きるのがヨシダとマミの話し声でとは、想像もつかなかった。
 声を出してマミ達と合流したいという思いと、殺されるかもしれないという恐怖。
 考えているうちに結局マミとヨシダは出て行ってしまった。
 畜生、僕の馬鹿。おそらく2組で一番気が弱いのは僕だ。
 こんなんだからフジチカやカキミを始め、カドマツからもからかわれる。
 ……畜生。畜生。
 たぶん、僕はこの殺し合いで生き残るなんて絶対無理だろう。







195 名前: 1 2007/01/07(日) 19:59:45.46 ID:s936oG6t0

補足:マタマは男。いじめられっ子。






196 名前: 1 2007/01/07(日) 20:00:32.90 ID:s936oG6t0

 ドアの向こうで、言い争う声が聞こえた。
 ヨシダの怒鳴り声。ケスミの声。怒っている時のケスミの静かな声。
 マミが危ない。直感で、そう思った。
 リュックの中をまさぐる。昨夜のうちに弾を詰めておいた小銃、
カラシニコフ。小型なのに威力はあると兄が言っていたのを思い出す。
僕は個室のドアを急いで開け、便所と廊下をつなぐドアのガラスを狙って、撃った。 
 
 ドアの外には、ガラスの破片が少し刺さって、顔から血を流しているヨシダ。 
 壁に張り付いて呆然としているマミ。 
 そして、血を流して倒れこんでいるケスミ。
 どうやら、僕はマミを助けることができたみたいだ。
 安心した。僕はマミの肩を叩く。
「お互い生きてて良かった、マミ」
 マミは固まっていた。
 無理もないか。いきなり弾がとんできたんだもんな。
 僕がマミの立場なら驚いて腰が抜けているに違いない。
「……マタマ?」
 足元から声がした。静かな、震えた声。
「マタマなの? もう少しで止めをさせたのに、邪魔をしたのはマタマなのね?」
 早口でケスミが何か言っている。
「死なないよ。私、貴方達を殺して、生き残るよ。絶対、生き残るんだから!!」
 突然、強い力で手を引かれた。
 僕とマミはA階段側に倒れこむ。
「マミ! マタマ! 危ねぇ!死ぬぞ!!」
 ヨシダの怒鳴り声。どうやらヨシダが僕らの手を引っ張ってケスミから引き離したらしい。







197 名前: 1 2007/01/07(日) 20:01:51.98 ID:s936oG6t0

「逃げよ!」
「そうだな! とにかく、逃げよう!!」 
 マミはA階段を登っていく。ヨシダもそれに続く。
 ……確か、3階は12時5分から禁止エリアのはずだ。
「逃がすか! 待て! 殺す!! 殺す!!」
 肩から血を流しながら、ケスミがこちらに向かってくる。
 普段なら絶対見せない鬼のような表情だ。
 一度だけ、こんな表情をしたケスミを見たことがある。
 確か小学校の時、ヒトエと殴り合いの喧嘩をしているケスミはこんな顔をしていた。
 迫ってくるケスミから逃げるべく、僕もA階段を登る。
 登っている間に、気付いたことがあった。
 ……銃を、落とした。
 ヨシダに腕を引かれたときに、職員便所の前に落としてきてしまった。
 だが、取りに戻れるわけもない。ケスミが刀を振り回しながらこっちに迫ってきている。






198 名前: 1 2007/01/07(日) 20:02:13.85 ID:s936oG6t0

 A階段を登りきる。
 ヨシダとマミは、理科室の扉の前で隠れるようにうずくまっていた。
「マタマ! ケスミは来てるか!」
「聞かなくてもわかるでしょうが!!」
 マミの問いかけにヨシダが叫ぶ。
 それもそうだな。わかるな。
 さっきから叫びながら階段を登っていたケスミは、もう僕達の目の前に居るのだから。
「……マタマ。あんた、許さないから」
 静かに言い放つケスミ。
 絶体絶命って言葉の意味を、身をもって知った瞬間だった。
 
 ピピピピ ピピピピ
 ピピピピ ピピピピ







199 名前: 1 2007/01/07(日) 20:02:43.43 ID:s936oG6t0

 単調な電子音がすぐ近くから聞こえた。
 皆、自分の首を見ていた。
 その音は首輪から鳴っていた。
「畜生、3階禁止エリアじゃねぇかよ!」
 マミとヨシダは立ち上がって、A階段へ走る。
 だが、ケスミが立ちふさがった。肩で息をしながら、不適に笑っている。
「駄目だよ。あんた達はここで死ぬの。しかも首の爆弾でじゃなくて、私に切られて死ぬの!! 
アハハハハハハハハ!!」
 刀を振り上げるケスミ。動きが止まっているマミとヨシダ。
 そして、勝手に動く、僕の体。
 僕は、確かに弱虫だ。
 皆からからかわれる。豚とかデブとか言われる。でも反抗出来ない。怖いんだ。負けるのが。
 でも、変わろう。今、僕はあの二人を助けよう。
 弱虫でも、出来ることがあるんだ。それを証明してみせる。
 かっこよくなるんだ。
 皆を、見返すんだ。







200 名前: 1 2007/01/07(日) 20:03:07.93 ID:s936oG6t0

僕は、ケスミの体に思いっきり体当たりをかました。
 ケスミと僕は家庭科室の方に転がっていく。
「な、何すんのよ!」
 ケスミは怒鳴る。わめいている。僕はケスミの体をがっちりと抑える。 
「放しなさいよ! 生意気なんだよ! 死ね! 消えろ! クズ!」
 怒鳴り散らすケスミ。でも僕が抑えているから、動けない。
 死ぬ気でケスミの動きを止めて、僕は叫んだ。
「行って! マミ、ヨシダ!! 行って!!」
 ピピピピ ピピピピピピピピ 
 電子音が早くなっている。
 ヨシダとマミが階段の方へ走っていく。
 あー、これで僕の人生、終わりか。
 僕、かっこよかったかな。マミの助けになれたかな?
 A階段の前で、マミが立ち止まっていた。
「マミ、何やってんだよ! 早く行けよ!」
 しだいに大きくなる電子音に負けないような声で、僕は叫んだ。 
 僕は、マミを助けるんだ。
 僕が、マミを助けるんだ。
 脇腹が痛い。ケスミが、刀を持って、死に物狂いで刺していた。
 痛い。熱い。痛い。生まれて初めて味わう。痛み。
 僕は転げまわった。だけどケスミの体を離さない。







201 名前: 1 2007/01/07(日) 20:03:44.65 ID:s936oG6t0

「行って!!」
「マタマ!!」
 マミが泣いている。
「ありがとう!!」
 僕はケスミを放し、マミの方へ走る。
 そして、突き飛ばす。
 マミは階段を転げ落ちていった。
「……またね」
  電子音が、途切れた。
  

 【20人】
  






202 名前: 1 2007/01/07(日) 20:04:53.17 ID:s936oG6t0

<訪問>
 かなり大きい爆発音で、私は飛び上がった。
 そしてドアの方を確認した。
 ……良かった。誰も居ない。
 教卓にふらふらと座り込む。
 疲れた。怖くて寝ることが出来ない。
 カユが殺される放送。遠くから聞こえる銃声。そして今の爆音。怖すぎる。
 鼻水が出そうになり、私は後ろのロッカーに入っていた箱ティッシュを使った。 
 1年4組に、私、ウエモリは篭っている。
 目覚めたのも1年4組。
 寝ずにずっと机の陰に隠れていた。
 あーカキミ、何やってるのかな。生きてるかな。
 誰かと喋りたい。出来ればカキミが良いな。
「ウエモリー、生きてるかー!」と声をかけて欲しい。
 そして「うるさい! お前なんて死んでれば良かったんだ!」みたいな感じで少し口喧嘩して。
 一緒に行動したいな。
 実はあの扉のむこうから、覗いてたりしないのかな。
 私は、もう一度扉のガラスを見てみる。
 誰も居ない。






203 名前: 1 2007/01/07(日) 20:05:24.78 ID:s936oG6t0

 むしろ居ないほうが良い。カキミが居るなんて限らないし、殺される確率の方が高いから。
 憂鬱だ。私みたいな人が、殺し合いなんかで生き残れるわけもない。
 でももしかしたら、ずっとここに隠れれて気がついたら最後の一人になってる、みたいなことがあるかも知れないな。
 そうだと良いな。死ぬのはとても怖い。まだこの世には未練がたくさん残っている。
 
「ウエモリー」
 扉が音をたてて開いた。
 私は声をあげて驚いてしまう。そして無意識に扉の方を見た。
「……カキミ?」
「いや、カキミじゃないよ」
 低い、だけど優しい声。
 オオタケが居た。
 片手にリュックを持っている。彼は私に微笑みかけた。
「生きてるか?」
「う……うん」
 大丈夫だろうか? オオタケのことはあまりよくわからない。
 無口で、アトヤマとユウネといつも一緒に居て、バスケ部だ。
 そのくらいしかわからない。良い奴なのか? 私を殺さないかな?






204 名前: 1 2007/01/07(日) 20:05:55.21 ID:s936oG6t0

 オオタケは私の方に近づいてくる。
 私はそれにあわせて後へ下がった。
「い、いや。俺武器持って無いから。安心して」
 オオタケはホールドアップする。
 頭の中では、大丈夫、オオタケは殺さないと主張する自分と、いやいや安心させて殺す気なんだと叫ぶ二人の自分が喧嘩していた。
「俺さ、武器でおにぎりが5個当たったんだ」
「え?」
 オオタケがいきなり話すので、聞き取れなかった。
「いや本当に。武器の変わりにおにぎりが5個入ってたんだ」
「え、本当?」
 さっきから声が震える。だがオオタケに私を殺す気はなさそうな気がしてきた。
 オオタケはリュックの中をまさぐって、アルミニウムでまかれたおにぎりらしき物体を2個とりだした。  
「だから、おすそ分けに来たんだ」
 毒。
 毒だ。
 毒なんだ。
 私の頭の中の自分が猛烈な勢いで叫んでいる。
 落ち着け私。普段全然私と話さないオオタケが、善意でおすそわけにくるはずなんてない。ありえない!
 私を毒殺するつもりだ。絶対そうだ。
 どうしよう。どうやって断ろう。
 





205 名前: 1 2007/01/07(日) 20:06:18.75 ID:s936oG6t0

「いや、毒は入って無いよ。俺すでに2個食べたし。なんなら毒見しようか」
 おにぎりのアルミニウムを剥がすと、オオタケは一口それを食べて見せた。
「大丈夫」
 そしてその一口食べたおにぎりと、まだ包まれているおにぎりを私に手渡す。
「ウエモリになんの恨みも無い。殺すわけないじゃん」
 お腹が鳴った。そういえばこの殺し合いが始まってから何も食べていない。
 そして何故か涙がこぼれてきた。
 私は猛烈な勢いでそのおにぎりにかぶりついた。
 味はあまり感じない。少ししょっぱいのを感じる。だが、おいしかった。
「良かった。やっぱり、コッペパンだけだったら腹減るよな」
 私の顔を見ながらオオタケは微笑んだ。

 




206 名前: 1 2007/01/07(日) 20:06:47.92 ID:s936oG6t0

私は30秒と立たないうちにそのおにぎりを平らげた。
 お礼が言いたかった。危険を冒してまでおすそ分けにきてくれたオオタケに。
 だがあまり話さない男子にどうやって感謝の言葉を述べればいいのか、わからない。
「……わざわざありがとう」
「いやいや」
 オオタケは一礼してから、ドアのほうへ向かって歩いていく。
 そしてドアの前で立ち止まる。
「俺さ」
 彼は振り返った。真面目な表情を浮かべている。
「こんな理不尽な殺し合いなんて納得いかないんだ。
だから、皆で助け合ってで生き残る方法を探したい。頑張って、最後まで生き残りたいんだ」
 そういうと、私の返事も待たずにオオタケは教室を出て行った。
 あとには、呆然としている私とまだ手をつけていないおにぎりが一つ残された。








207 名前: 1 2007/01/07(日) 20:07:26.42 ID:s936oG6t0

<半端>
「マタマとケスミが禁止エリアに引っかかって死んだ」
 PSPを見ていたタチヒトが唐突に喋りだす。だがその唐突さにも慣れてきたところだ。
「……禁止エリアに? マタマはわからないでもないけど、ケスミがひっかかるなんて信じられない」
「そこがバトルロワイアルの面白い所じゃん」
 さっきの爆発音はそのせいか。ついさっきカチとタバタがロクコに殺されたから、これで生存者は20人か。
 俺は窓の外を眺める。ごく普通の風景が広がっている。
 自転車小屋の前に立っている木が風でゆれている。天気は昨日とはうってかわって晴天。
 雲ひとつない。だが理科で先生が雲が無い日こそ寒いとか言ってたっけ。
「アトヤマ」
「何?」
 タチヒトの声がして、俺はタチヒトの方を見る。
「今日は居眠りしないんだな」
「……お前、俺=居眠りとか思ってるだろ」
「そうじゃないのか?」
「馬鹿野郎、俺だってこんな非常事態に居眠りするような愚か者じゃないよ」
「そうだったのか」
 タチヒトは少しだけ微笑む。
 奴の微笑みを久しぶりに見た気がした。







208 名前: 1 2007/01/07(日) 20:07:44.90 ID:s936oG6t0

「さっきからヘッドホンつけて、誰を盗聴してるんだ?」
「フジチカ」
 フジチカ、か。
 確かタチヒトはフジチカにいじめられていた。
 たまにブチ切れるタチヒトが怖かったのを覚えている。 
「で、何か面白いことやってるか?」
「うーん。予想通りの展開すぎてつまらないかな」
 タチヒトはヘッドホンを頭から外し、俺を手招きする。
 俺は少しためらった。朝聞いたヒトエのシブヤマ殺しが頭の中に蘇る。
「俺……いいよ」
「そうか」
 タチヒトはヘッドホンを自分の頭にかけなおした。
 俺は再び窓の外を眺める。
 そういえば、人が全然歩いていない。
 封鎖でもされているのか。
 そんなことを考えた。
 
 そのうち、睡魔が襲ってきた。 
 まぶたが重い。           







209 名前: 1 2007/01/07(日) 20:08:23.44 ID:s936oG6t0

追記:この中に出演してる俺は誰だかわかるか?






213 名前: 御所 2007/01/07(日) 20:10:10.41 ID:OREBbwCT0

>>209
わからん。誰?






230 名前: 御所 2007/01/07(日) 20:19:11.38 ID:OREBbwCT0

マジかww

PSPの人か、地図持ってる人?







233 名前: 1 2007/01/07(日) 20:20:49.24 ID:s936oG6t0

>>230
 屋上で目覚めた人です。







210 名前: 1 2007/01/07(日) 20:09:03.29 ID:s936oG6t0

<激痛>
 畜生、畜生、畜生! 何で俺が。何で俺が。
 こんなはずじゃなかった。
 足があったところから血が猛烈に溢れ出す。
 何で、そんな、嘘だろ?
「あー、ごめん。うちさっきそこに地雷置いといたから」
 さっきからヒトエがそこで笑っている。
 何も出来ない俺を見下して、笑っている。
 ただ俺は湿布が欲しかった。
 2回の給食室で隠れてると、何か体が熱っぽくなってきた。
 風邪をひいた。体中が心なしかだるい。
 そんで湿布をでこに貼って、熱を冷まそうと思った。
 湿布はどこにあるか考えると、保健室が真っ先に思いついた。
 だから、保健室へ向かった。
 それだけ。
 なのに、いきなり足元が爆発して向かい側の会議室に吹っ飛ばされた。
 猛烈な痛み。やばい、敵が来る。死ぬ。殺される。
 立ち上がろうとした。だが、立ち上がれない。
 足が、無かったんだ。
 足が根元からまるごとなかった。







211 名前: 1 2007/01/07(日) 20:09:34.51 ID:s936oG6t0

「まさか保健室の入り口に地雷がしかけてあるなんて、思いもしなかったでしょ?」
 ヒトエは普段浮かべないニヤニヤ笑いを浮かべている。
 こいつ、こんな奴だったっけ。可愛くて、頭が良くて、男子からモテる。そんな奴じゃなかったっけ?
「痛いでしょ? 苦しいでしょ? そりゃ足が1本ないんだもんね! 痛いに決まってるよ!」
 急に俺の体を痛みが襲った。いやヒトエに気をとられていて痛みを忘れていた、と言った方が良い。
 猛烈……激烈…死ぬほど…いや、そんな言葉でこの痛みを表すことはできない。
 痛いのだ。とにかく、痛いのだ。生まれてこのかたこんな痛み味わったことがない。
 俺は床をのた打ち回った。
「はははは! 無様だね! 私が手を下さなくても全然OKみたーい」
 ヒトエは保健室の方へ戻っていった。
「じゃあねフジチカ。運が悪かったね。アハハハハハ!」
 扉を閉める音がした。
 ああ……誰かこの痛みをなんとかしてくれ。
 足がもげそうだ。もうもげているが、痛い痛い痛い痛い痛い。
 いっそ、誰か殺してくれ。
 痛い。痛い。痛い。痛い。痛い。
 畜生! イテェ! 痛いんだよ!! 誰か、助けてくれよ! 痛いんだよ!!
 






212 名前: 1 2007/01/07(日) 20:09:59.79 ID:s936oG6t0

 突然、痛みがやわらいだ気がした。
 視界が白くなっていく。
 
 【19人】





もうちっとだけ続くんじゃ
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コメント

  1. 名前:名無しのネタ鍋奉行 投稿日:2007/02/18(日) 02:24 ID:-No.1854

  2. ちょww亀ちゃんwww

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